ブラジル&ベルギー戦|足りないのは個の力か

さてさて。

ブラジル戦に続いてのベルギー戦。

FIFAランキングを見れば、ブラジル2位、ベルギー5位と格が2段も3段も上の対戦相手。40位台の日本はもともと太刀打ちできるはずもなく、対戦国とは絶望的な戦力差があります。そして結果は、ブラジル戦×(1-3)、ベルギー戦×(0-1)と順当な2連敗だったわけです。

ブラジルはすごく強い

そして結果以上に酷かったのが、試合内容。とくにブラジル戦の前半3失点までの時間帯においては、日本は何をすることもできず、やられ放題でした。あんなにコテンパンにやられる日本代表を見るのは久しぶりで、むしろすがすがしさすら漂ってきました。俺たちは弱い!という諦めとともに。

サポーターよりも選手達の絶望感はさらに強いでしょう。圧倒的なブラジルながら、その右サイドは補欠組が先発。まだまだ完全体ではなく、余力たっぷりです。ブラジルの攻めはほぼ左サイドに限定されていたにもかかわらず、つまり「左サイドから攻めるよ」と宣言されていたにもかかわらずの3失点だったわけです。

さらに言えば、ハリルホジッチ監督は守備力を基準に選手を選んでおり、ブラジル戦の先発メンバーは言うならば、「日本の盾ベスト11」といも言える陣容だったわけですが、あっさりの3失点。現状ではなす術がないということがはっきりとしてしまいました。

加えて、ブラジル代表のチッチ監督は、前日にスタメン発表を済ませていました。つまり「対策したければどうぞ」というスタンスだったわけです。ここまでサービスしてもらってのコテンパン具合なわけで、言い訳する隙もありません。

とはいえブラジルはW杯南米予選でも圧倒的に強く、現チッチ監督体制下では、10勝2分(30得点3失点)と驚異的な成績を残しており、世界最速で本大会出場決定しているわけですから、しょうがないといえばしょうがないのだと思いますが。。。

 

ベルギー戦で測れる強豪国との距離

ブラジル戦の前半におけるやられっぷりが半端なかったため、冷静に振り返ることができませんでしたが、ベルギー戦は少し落ち着いて見ることができました。ベルギーはエースのEアザールを起用せず、ブラジル同様何人かサブ組を起用してきました。

日本は南米の国に弱いのですが、ヨーロッパの国にはそこそこ善戦してきた歴史があります。また過去の対戦成績ではベルギーに負けがありません。ところが現在のベルギーは同国史上最強チームであり、エースFWのルカクはフィジカルモンスターときています。

結局そのルカクに得点され、0-1の敗戦となるわけですが、炙り出される課題はいつものとおり。一生懸命走るものの、決定力がない、ポジショニングが悪い、攻めのアイデアがない、パスがつなげない、デュエル(1対1)が弱いetc です。

当ブログではこれまで日本人選手のポジショニングのまずさなどを指摘してきたわけですが、今回の2連戦でそれ以外に決定的に欠けている点が明らかになったように思います。乾選手の以下のコメントがそれをはっきりと示しています。

乾貴士、欧州遠征連敗に危機感「イージーなミスが多すぎ。どうやったら勝てるかを考える」

たしかに、この2試合はイージーミスが多すぎました。日本の選手がよく言う「個の力が足りない」という言葉からは「基本的なことはできているがスペシャルな能力に欠ける」というニュアンスを感じますが、「そもそも基本すらできていないじゃないか」という乾選手の指摘です。

というわけで、以下に「個の力」もとい「基本技術」が足りないシーンをいくつかピックアップしました。気の利いた戦術やスペシャルな個の力も大事ですが、やはり基本技術は大事だなあとあらためて考えさせられます。


1.クロスボールを味方に合わせる「基本技術」が足りない(2分3秒あたり)
*合わせようという意思はあるみたいです


2.浮き球をコントロールしてからシュートする「基本技術」が足りない(4分42秒あたり)
*GKへのバックパスではありません


3.味方にパスを届ける「基本技術」が足りない(25分5秒あたり)
*パススピードが遅すぎる。。。


4.敵のドリブルをファールしてでも止めるという「基本技術」が足りない(8分40秒あたり)
*譲り合い精神の賜物でしょうか


【参考】基本に忠実なプレー(7分40秒あたり)
*オーバーラップした選手を使って、中にいる味方を狙って正確に合わせています


「個の力を高める」よりも「イージーミスを減らす」努力をしたほうが勝つ確率は上がる気がします! 何事も基本が大事!!

ではでは。

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